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09月22日-04号

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  1. 成田市議会 1992-09-22
    09月22日-04号


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    平成 4年  9月 定例会(第3回)       平成4年 成田市議会定例会会議録第4号       9月招集  -----------------------------------                平成4年9月22日  -----------------------------------                目次議事日程…………………………………………………………………………………133●出席議員…………………………………………………………………………………134●欠席議員…………………………………………………………………………………134●職務のため出席した事務局職員………………………………………………………134●説明のため出席した者の職氏名………………………………………………………134●開議………………………………………………………………………………………136●会議録署名議員の指名…………………………………………………………………136●全議案(第1号、第2号を除く)・請願審議………………………………………136 (委員長報告) ▲建設常任委員長(塚本昭君)………………………………………………………136 ▲経済観光常任委員長飯塚一郎君)………………………………………………137 ▲教育民生常任委員長(有川清君)…………………………………………………137 ▲総務常任委員長石橋義祐君)……………………………………………………140 ▲交通安全対策特別委員長(桜井伍六君)…………………………………………142 ▲空港対策特別委員長岩澤貞男君)………………………………………………143 ▲環境施設整備調査特別委員長平山正吉君)……………………………………144 ▲決算特別委員長加藤勘兵衛君)…………………………………………………145●質疑………………………………………………………………………………………145●討論………………………………………………………………………………………146  馬込勝未君の討論  足立満智子君の討論●採決………………………………………………………………………………………152●議案第29号上程審議…………………………………………………………………155 (塚本昭君提案理由説明)●質疑………………………………………………………………………………………156●委員会付託省略…………………………………………………………………………156●質疑………………………………………………………………………………………156●討論………………………………………………………………………………………157●採決………………………………………………………………………………………157●閉会………………………………………………………………………………………157議事日程第4号                        平成4年9月22日午後1時開議第1 会議録署名議員指名第2 全議案(第1号、第2号を除く)・請願審議   (委員長報告~質疑~討論~採決)第3 議案第29号上程審議   (提案理由説明~質疑~委員会付託省略~質疑~討論~採決)●出席議員(29名)  1番   小川善嗣君          2番   湯浅伸一君  3番   吉田茂君           5番   山崎昭男君  6番   青野勝行君          7番   日暮澄子君  8番   大迫良一君          9番   内山健君 10番   足立満智子君        11番   海保貞夫君 12番   渡邉昭君          13番   桜井伍六君 14番   幡谷紫浪君         15番   宇都宮高明君 16番   喜久川政司君        17番   越川富治君 18番   大倉富重雄君        19番   馬込勝未君 20番   高橋保君          21番   岩澤貞男君 22番   加藤勘兵衛君        23番   片山啓三郎君 24番   成尾政美君         25番   神崎富士雄君 26番   飯塚一郎君         27番   塚本昭君 28番   有川清君          29番   石橋義祐君 30番   平山正吉君●欠席議員  なし  -----------------------------------●職務のため議場に出席した事務局職員 局長    藤枝聖司君         局次長   鈴木重昭君 主査    青柳一君  -----------------------------------●地方自治法第121条により説明のため出席した者 成田市長  長谷川録太郎君 (委嘱を受けた者) 助役    出山隆君          収入役   鈴木眞君 市長    関口豊君          総務部長  平山清司君 公室長 民生部長  吉岡昭夫君         環境部長  谷平稔君 環境部   木村正義君         福祉部長  青柳徳厚君 次長 経済部長  大竹信夫君         土木部長  篠原孝男君 都市部長  木皿木元君         都市部   川島祥光君                     次長 消防長   榊原晋君          水道部長  高橋孝司君 秘書課長  鶴田成孝君         総務課長  海保勇夫君                     教育 財政課長  並木清一郎君        委員会   小川武彦君                     教育次長 農業                  監査 委員会   山田英二君         委員会   猪又亮一君 事務局長                事務局長    各課、室、所、場、署長開会前に助役より教育委員会委員渡邊義男氏、谷重吉氏の紹介があった。(拍手) -------------------------------------- △開議の宣告 ○議長(喜久川政司君) これより本日の会議を開きます。 なお、澤田企画課長が公務出張のため本日の会議に出席できない旨、連絡がありましたので、ご了承願います。                             (午後 1時10分) --------------------------------------会議録署名議員の指名 ○議長(喜久川政司君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は、議長において、海保貞夫君、渡邉昭君を指名いたします。 -------------------------------------- △全議案(議案第1号、第2号を除く) ○議長(喜久川政司君) 日程第2、これより議案第1号、第2号を除く全議案・請願を審議いたします。 各委員長の報告を求めます。まず、建設常任委員長。         〔建設常任委員長 塚本昭君登壇〕 ◆建設常任委員長(塚本昭君) 建設委員会からご報告をいたします。 建設委員会は、去る9月10日午後2時より、全委員出席のもと委員会を開催し、付託されました4議案について審査をいたしました。 その結果、議案第13号 成田市都市公園条例の一部改正、議案第17号 京成成田地下自由通路整備事業工事委託契約の変更、議案第26号 下水道事業特別会計補正予算、議案第28号 水道事業会計補正予算とも、全会一致をもちまして可決と決定をした次第であります。 この審査の中で、委員より出された質疑について若干申し上げますと、議案第13号では、大谷津公園の野球場の照明灯の改修により、料金アップがされるが、全点灯した場合、従来とどの程度の電気使用量の差が出るのかとの問いに対し、以前は30分で61.7キロワットであったが、改修後は 95.83キロワットが使用されるとのことであります。 また、議案第17号の関連で地下自由通路の掲示板の管理はどこの課が行うのかとの問いに対し、現在担当各課と協議中であるが、道路維持課としたいとの考えがあるとのことでございます。 なお、掲示板は商業用の掲示ではなく公共用の掲示板として使用したいとのことであります。 この後、根木名川親水公園並びに坂田ケ池周辺整備概要説明を受け、閉会といたしました。 以上、簡単ではありますが、ご報告といたします。 ○議長(喜久川政司君) 次に、経済観光常任委員長。         〔経済観光常任委員長 飯塚一郎君登壇〕 ◆経済観光常任委員長飯塚一郎君) 経済観光委員会より、9月11日に開催いたしました会議結果についてご報告をいたします。 委員は全員出席、当局より市長、助役以下関係部課長の出席をいただきました。 当委員会への付託案件は、議案第27号の公設地方卸売市場特別会計補正予算1件であります。その審査経過並びに結果を申し上げます。 水産棟の外壁改修工事について、すぐ行わなければならない理由は何かとの問いがあり、公津東土地区画整理の造成地と水産棟の後側が隣接しているが、その壁の下の方がブロックづくりのため、完全に壁が抜けてしまったこと、また扉についてはシャッターでつくられているところと、何もないところがあり、区画整理の造成が進んだ中で、風が強く冬場は寒くて仕方ないという要望もあり、これ以上我慢してほしいということも無理なので、改修を行いたい。なお、遅くても来年3月までには完成させたいとのことでありました。 採決の結果、本案については全会一致により可決と決定した次第であります。 この後、TDK成田工場並びに矢口工業団地通称スーパー堤防の視察を行った次第であります。 大変簡単ですが、議員各位のご賛同をお願いいたしまして、報告を終わります。 ○議長(喜久川政司君) 次に、教育民生常任委員長。         〔教育民生常任委員長 有川清君登壇〕 ◆教育民生常任委員長(有川清君) 教育民生委員会からご報告いたします。 去る9月14日、委員全員出席のもと委員会を開催し、付託された案件について審査を行いましたので、当日の審査の経過及び結果を報告いたします。 開会前に、議案審査の参考とすべく八富成田斎場の視察を行い、帰庁後、午後2時40分から委員会を開催いたしました。 まず、議案第3号及び第4号については、現在の支給対象人員について問いがあり、3号関係ではねたきり老人、ねたきり身体障害者重度精神薄弱者を含めて 142人となっている。また4号関係については、現在9人が対象とのことであります。採決については、3号、4号とも全会一致により可決と決定いたしました。 次に、第5号については、家庭奉仕員派遣手数料の区分で所得割の税額のランク分けが今回の改正の方が多くなっているが、3万1円以上の税額を納める人の収入はどのくらいになるのかとの問いがあり、標準世帯、夫婦と子供2人の場合、約 400万円以上の収入になるとのことでありました。また、有料でヘルパーを派遣している世帯はとの問いに対し、現在35世帯に派遣しているが、そのうち有料は3世帯であるとのことでありました。 採決の結果、本案については賛成多数により可決と決定をいたしました。 次に、議案第6号でありますが、第3条の必要な施策とはどういうことを考えているのか、また、第6条の重点地域の場所はとの問いがあり、防止意識の高揚が主体となっているので、広報啓発が中心となってくる。重点地域の指定も、この中に入ってくるだろうし、集合住宅を管理している方への駐車場の確保の要請なども必要な施策となってくる。また、重点地域の場所については、具体的に決めたところはないが、指定する場合には、当面は交通の混雑する駅周辺が妥当ではないかと思う。しかし、住民のコンセンサスが重要であることから、住民の意見、警察との協議を重ねた上でということになるので、直ちにどこを指定するということではないとのことでありました。 また、条例をつくったことによって、市への苦情が寄せられることが多いと思う。そういうことはよく覚悟の上、十分なる対応をしてほしい。さらに、集合住宅等では委託の仕方によっては住民同士のトラブルになる心配も出てくる。実際に委託する場合には、十分なる検討をしてほしいとの意見もありました。 採決の結果、全会一致により可決と決定いたしました。 次に、議案第7号から第10号については、八富成田斎場関係の議案であり、一括議題として審査いたしました。 まず、八街、富里、成田の運営費の負担割合について問いがあり、まだ運用については実績がなく利用率がわからないため、今年度、来年度については建設費の割合と同様人口割90%、均等割10%で負担していただく、3年目になったら実績も出てくるので、利用率60%、人口割、均等割それぞれ20%で負担していただくことを確認してあるとのことであります。また、式場で式が2つ同時に進行した場合、音等大丈夫かとの問いに対し、式場と式場の間が二重の防音扉になっているため影響はないとのことでありました。 それぞれ採決の結果、両案とも全会一致により可決と決定をいたしました。 次に、議案第11号については、新しく購入する霊柩車について問いがあり、国産車の洋型で決定した。既に発注しており、11月中ごろには納車になるとのことであります。 採決の結果、全会一致により可決と決定をいたしました。 次に、議案第12号でありますが、押畑青年館と類似するような青年館はほかにあるのかとの問いに対し、昭和41年から46年までに建設したものは上福田青年館を初め5つであり、47年にも松崎青年館を初め3館あるとのことでありました。 採決の結果、全会一致により可決と決定をいたしました。 次に、請願第3号について申し上げます。 まず、6項目の要望であるが、このうち福祉タクシーについては、成田市は県下1位の補助金へ改善され、本年4月からスタートしたばかりであるので、もう少し研究してはどうか、したがって、継続審査としたいとの意見がありました。また、アメリカでは90年に障害者法を制定している。日本でも、こうした内容の障害者総合法の制定をしてほしい。また、長期計画は自治体への財政措置を求めている。さらに、福祉タクシーについては近隣の市町村のタクシー会社とも契約し、広域的に利用できるようにしてほしいとの請願であり、県や国の予算編成に間に合わせるためには、ぜひ採択してほしいとの意見がありました。 採決に入り、採択1名ありましたが、継続審査と決定した次第であります。 次に、陳情第2号でありますが、5項目のうちコンサル等に委託しないことというのは、平成5年までということでタイムリミットがあり、現行のスタッフでは間に合わない。そのため一部業者委託もやむを得ないと思う。また、年金者組合等の参加を保証すべきということであるが、メンバーについてはまだ検討段階であるということで保証するということであれば、市は拘束を受けかねないことでもあり、この2点を除いては採択としたいとの意見がありました。 また、年金者組合は、年金者のさまざまな条件を改善していくという運動をしている団体であり、力になれると思う。コンサル委託についても調査結果が出て、その方向づけまで業者が行うとなると問題がある。そういうことから、ぜひ採択をしてほしいとの意見がありました。さらに、まだもう少し検討する期間をもってもよいと思うので、継続審査としたらどうかとの意見もありました。 採決の結果、本陳情については一部採択と決定をいたしました。 次に、陳情第3号については、68歳以上というのは、市としても無理ということで、議会でどうしてもやれというのも難しい。もう少し時間を待ってからでもよいと思うので、不採択としたいとの意見がありました。 また、70歳以上についても一部有料化され、その金額もふえている。高齢者福祉の10カ年戦略で高齢者の福祉の向上と言いながら、老人医療費は負担がふやされているという流れがある。これから高齢者社会を迎える中にあって、医者くらい気兼ねなしに安心してかかれるという状態をつくるという点では、非常に大事な高齢者社会の柱だと思う。財政力豊かな成田市では、率先してやるべきと思うので、ぜひ採択してほしいとの意見もありました。さらに、老人医療という問題もあるが、一方では乳幼児医療の無料化という問題もある。バランスの問題で財政的な問題もあり継続審査としたらよいのではないかとの意見もありました。 採決の結果、本陳情については不採択と決定をいたしました。 次に、陳情第4号でありますが、市では47項目の施策を実施しており、宣言というよりも要は中身の問題である。あえて宣言をしなくても、もっと実のあるものについてやっていくべきと思う。そういうことで不採択としたいとの意見がありました。 また、高齢者社会を迎える中で、高齢者問題というのは、自治体にとっても議会にとっても重大な問題であり、宣言をして内外にその意思を示すというのも重要だと思う。ぜひ採択をとの意見もありました。さらに、老人保健計画の策定等の段階でもあるし、そういう意味では、その結果を見守った中で決定していくべきと思うので、継続審査をしたいとの意見もありました。 採決の結果、本陳情については不採択と決定をいたしました。 以上が、当委員会に付託された議案10件並びに請願、陳情4件の審査結果であります。大変長くなりましたが、議員各位のご賛同をお願いいたしまして、報告を終わります。 ○議長(喜久川政司君) 次に、総務常任委員長。         〔総務常任委員長 石橋義祐君登壇〕 ◆総務常任委員長石橋義祐君) 9月18日に開催いたしました総務委員会の会議結果をご報告いたします。 委員は全員出席、当局より助役、収入役、以下関係部課長の出席をいただきました。 当委員会に付託されました案件は4件でありますが、まず開会前に議案審査の参考とすべく坂田ケ池周辺及び根木名川親水公園予定地の視察を行い、帰庁後、午後3時10分より委員会を開催いたしました。 まず、議案第25号の一般会計補正予算から審査に入り、本案については郷部線計画の見通しについて問いがあり、郷部線は全長 840メートルであるが、昨年11月に事業計画を地元説明し、現在は用地買収の段階である。それほど家の建っていない51号線側から進めており、県道成田印西線くらいまでを早目に用地買収を済ませ、トンネル工事に入りたい。なお、事業年度は平成4年度から9年度を予定しているとのことでありました。 また、警備委託料の補正はなぜかの問いに対し、職員等の家に対しゲリラを防止するという観点から、機械警備及び人的警備を委託しているが、人的警備については当初予算において半年分計上した。最近のテロ活動を見ると、まだ不穏当なことも見られるので、引き続き警備をするということで、あと半年分補正したいということでありました。 さらに、児童通学用車運行委託について問いがあり、千葉交通の路線バスの一部が運行廃止になる関係で、東峰、遠山小の天神峰、取香の児童がバスの利用が10月1日からできなくなる。また、空港建設に伴う児童の安全確保のため予算計上させていただいた。なお、中学生については、自転車通学のため遠距離通学補助で対応しているとのことであります。 採決の結果、本案については全会一致により可決と決定をいたしました。 次に、議案第14号でありますが、平成2年、3年に買収している単価と今回の単価は、約50%増しとなっている。この上がった理由は何か、また開発協会で買収するようになった理由はとの問いがあり、開発協会にお願いして現在5万 5,000平方メートル程度を買収してもらっている。その都度開発協会の方で借り入れを起こして、1年間据え置いてもらったが、今回利息を払うことになり、平成4年までの利息を土地買収価額に上乗せさせてもらった。開発協会に委託した理由は、地権者の要望に対して計画的に対応できるため、また国、県の補助金をもらうにも有利に運用できるという観点からであるとのことでありました。 採決の結果、本案については全会一致により可決と決定をいたしました。 次に、議案第15号でありますが、親水公園の建設であるが、現在の計画で一般の人が水に親しむという点で満足できるか。また、近隣公園的な面もあると聞くが、アクセスの点で人道橋くらいはできないか。さらに、防犯上の問題として暴走族のたまり場になる可能性もあるのではないかとの問いがあり、ここだけを見ると集落より離れた公園であるような感じもするが、市で初めての親水公園であり、根木名川が堤防を挟んであり、河川管理者もこの事業について協力的であるので、協議しながら進めていきたい。人道橋もぜひ計画したい。また、もし暴走族が来て、道交法の問題とか騒音とかが周辺に迷惑のかかるようなことがあれば、警察に取り締まっていただかねばならない。そういうようなことがないように願っているとのことであります。 また、この地点は新妻、宝田、押畑の地域の人たちにとっては、別の意味で中心的な地域になり変わろうとしている。今後の展開次第では、大変夢の持てるようなところであり、いずれハイキングコースジョギングコースサイクリングロード等も考えられる。将来をにらんだすばらしい構想となるよう検討いただきたいとの意見もありました。 採決の結果、本案については全会一致により可決と決定をいたしました。 次に、議案第16号でありますが、今回の工事は直接利用できるまでになるのかとの問いがあり、親局、子局を設置する。電波管理局等の周波数の問題もあるが、今回25機設置し、本年度中に完成する。その時点で、全市的ではないが、部分供用という形でいきたいとのことでありました。 採決の結果、本案についても全会一致により可決と決定をいたしました。 以上、議員各位のご賛同をお願いいたしまして、総務委員会からの報告とさせていただきます。 ○議長(喜久川政司君) 次に、交通安全対策特別委員長。         〔交通安全対策特別委員長 桜井伍六君登壇〕 ◆交通安全対策特別委員長(桜井伍六君) 交通安全対策特別委員会よりご報告申し上げます。 当委員会は、去る9日午後2時より、全委員出席のもとに第1委員会室で開催をいたしました。執行部より、助役、民生部長外関係課長の出席がございました。 初めに、執行部より6月議会での要望事項について報告を受けた後、一旦、委員会を休会とし、栗山駐輪場建設現場の視察を行い、帰庁後、午後3時より委員会を再開し、成田市違法駐車等防止に関する条例、交通事故発生状況、秋の全国交通安全運動について執行部より報告を受けたものであります。 まず、成田市違法駐車等の防止に関する条例については、先ほど教育民生常任委員長より報告がございましたので割愛させていただきます。 次に、平成4年7月末現在の交通事故発生状況でありますが、発生件数は 252件、死者数は11人、負傷者は 349人で件数、負傷者ともに減少しているが、死者数については増加しているとのことであります。 次に、秋の全国交通安全運動についてでありますが、昨日から既に始まっており、9月30日まで実施されるとのことであります。運動目標としては、シートベルトの着用の徹底、スピードの出し過ぎによる交通事故防止、高齢者の交通事故防止を重点に、教育活動広報活動交通安全施設点検整備を実施するとのことであります。 次に、委員より、「交通安全運動において広報活動が大変重要な意味を持つものであるので、町のメディアをうまく活用していったらどうか」、「農道への迂回して通る一般車両が多く危険なので、注意を促すような措置を講じてほしい」との意見、要望等がございました。 以上が、当委員会の審議経過であります。議員各位のご理解、ご協力をお願いいたしまして、交通安全対策特別委員会よりの報告といたします。 ○議長(喜久川政司君) 次に、空港対策特別委員長。         〔空港対策特別委員長 岩澤貞男君登壇〕 ◆空港対策特別委員長岩澤貞男君) 空港対策特別委員会よりご報告申し上げます。 当委員会は、去る16日午後2時より、全委員出席のもと第1委員会室で開催をいたしました。執行部より、助役、市長公室長、空港対策課長の出席が、また空港公団より新任の高橋理事外周辺整備部の部課長の出席があり、高橋理事より、今後空港問題にさらに全力投球で臨む旨の就任のごあいさつがございました。 次に、審査に入り、周辺整備部長より、平成5年度概算要求について説明がございました。平成5年度の概算要求は、総額で 1,492億円、うち建設事業費は 1,223億円で、前年度比3%の減であります。建設事業費の内訳としては、空港機能の整備に 897億円、環境対策に 113億円、管理費等に 213億円とのことでございます。 主なものとしては、旅客取扱施設の整備に71億円、貨物取扱施設の整備に 158億円、構内道路・駐車場整備に 205億円、空港管理施設の整備に 169億円、滑走路等基本施設の整備に80億円、給油施設の整備に 192億円、防音工事の助成に24億円、移転補償等に89億円を要求しているとのことでございました。以上が、概算要求の概要でございます。 これに関連し委員より問いがありましたので、主なものを申し上げます。 まず、環境対策費が増えているが、その要因は何かとの問いがあり、ふえている理由は防音工事の助成の中で、芝山中学校の移転があり30億円かかること、また集団移転の費用が増加したからとのことでありました。 また、防音工事は今のままでよいと考えているのかとの問いがあり、今は法律上75Wということで防音工事をやっているが、国の方へは70Wまで拡大するとか再助成することはできないかということで要望してはいるとのことでございました。 次に、執行部より平成3年度航空機騒音測定結果について報告がありましたが、その内容については、お手元に資料を配付しておきましたので、ご一読願いたいと存じます。 以上をもって委員会を閉会とし、新管制塔並びに第2旅客ターミナルビルの視察を実施した次第であります。今後とも空港の完全空港化並びに空港周辺地域の振興に努力していく所存でありますので、議員各位のご理解、ご協力をお願い申し上げまして、空港対策特別委員会からの報告といたします。 ○議長(喜久川政司君) 次に、環境施設整備調査特別委員長。         〔環境施設整備調査特別委員長 平山正吉君登壇〕 ◆環境施設整備調査特別委員長平山正吉君) 環境施設整備調査特別委員会よりご報告申し上げます。 当委員会は、去る17日午前11時より第1委員会室で開催いたしました。欠席委員1名ありましたが、執行部より市長、助役、環境部長、関係課長の出席がございました。 当委員会に付託された案件は、継続審査中の平成3年12月定例会請願第5号 豊住地区ごみ焼却場建設に反対する請願書の1件であります。以下、審査経過並びに結果について申し上げます。 当委員会は、昨年12月定例会以後、精力的に審査をし、閉会中においても幾度となく協議会を開催し、反対、賛成双方の主張を聴取してきたものであります。以上の経過を踏まえ、採決の結果、継続審査とするもの1名、採択するもの1名、不採択とするもの8名により不採択と決定をした次第であります。 なお、採決の前に出された意見を申し上げますと、継続審査を主張する意見としては、ごみ焼却場は早期に建設しなければならないと考えるが、このことは地元住民の理解と協力が得られなければならないと思う。執行部からの報告を聞いてもまだ対応の余地があると思うし、計画区域内の地権者の協力が第一と考えるので、もっと対話を進めていただくということから継続審査を主張するとのことでありました。 次に、採択を主張する意見としては、この請願の中で白紙撤回だと言っているのは、二通りの意味があり、どうしても絶対反対だということと、ここまでの経過の中でどうしても納得できないところがあるので、とりあえず白紙に戻しなさいという両方の内容を含んでいる。このような点からも、請願者の気持ちをくんで採択を主張するとの意見でありました。 次に、不採択の意見としては、今まで何度となく委員会、協議会を開催してきており、委員会としても現地へ出向き、反対する方々より意見も聴取をし、意見は既に出尽くしている。また、請願に書かれているものについて、例えばダイオキシン問題にしても、専門家の話を聞いても、稼働している場所を実際に視察しても、この問題については不安感が全然ないと思う。そういう点からも、請願に書かれているものについては、今後クリアされると確信している。さらに、執行部に対して、今後請願に書かれていることについては、誠心誠意解決していくことを強く望むということで不採択を主張するとのことでありました。 さらに、地元開発対策委員長の立場の委員より、今後豊住地区開発対策委員会については、役員の改選を行い、反対する方々を含めた中で新体制をつくり、豊住地区開発のため真剣に話し合いをしていきたいとの発言がありました。また、当委員会としても、当局に対し、今まで以上の地元対策をしっかり行ってほしい旨の要望もいたしました。 以上、審査結果を申し上げましたが、今後豊住地区の均衡ある発展、振興を祈念するとともに、議員各位のご理解、ご賛同をお願いいたしまして、環境施設整備調査特別委員会よりの報告といたします。
    ○議長(喜久川政司君) 次に、決算特別委員長。         〔決算特別委員長 加藤勘兵衛君登壇〕 ◆決算特別委員長加藤勘兵衛君) 決算特別委員会からご報告申し上げます。 当委員会は、本日午前11時より第1委員会室で開催し、付託されました決算議案7件について審査をいたしました。 その結果、前例どおり、閉会中に精力的に審査に取り組むことで、委員の意見の一致を見ましたので、議案第18号から第24号までの7件につきましては、いずれも閉会中の継続審査と決定いたしましたので、報告させていただきます。 以上です。 ○議長(喜久川政司君) 以上で、各委員長の報告を終わります。 -------------------------------------- △質疑 ○議長(喜久川政司君) これより各委員長に対する質疑を行います。 まず、建設常任委員長に対する質疑はありませんか。         〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(喜久川政司君) 次に、経済観光常任委員長に対する質疑はありませんか。         〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(喜久川政司君) 次に、教育民生常任委員長に対する質疑はありませんか。         〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(喜久川政司君) 次に、総務常任委員長に対する質疑はありませんか。         〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(喜久川政司君) 次に、交通安全対策特別委員長に対する質疑はありませんか。         〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(喜久川政司君) 次に、空港対策特別委員長に対する質疑はありませんか。         〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(喜久川政司君) 次に、環境施設整備調査特別委員長に対する質疑はありませんか。         〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(喜久川政司君) 次に、決算特別委員長に対する質疑はありませんか。         〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(喜久川政司君) 以上で、各委員長に対する質疑を終わります。 -------------------------------------- △討論 ○議長(喜久川政司君) 次に、討論を行います。 討論はありませんか。 馬込議員。         〔19番 馬込勝未君登壇〕 ◆19番(馬込勝未君) 討論を行います。 最初に、豊住地区ごみ焼却場の建設に反対する請願についてでありますが、私は紹介議員として採択を主張し、委員会の決定である不採択に反対をします。 本請願は、なぜ豊住に決定をしたのかという経過について、また反対する住民の声を無視、軽視し続けてきた市の姿勢について、あるいはダイオキシンなどの公害対策に対する市の姿勢の不十分さなどについて、住民が批判をし計画の白紙撤回を求めているものであります。昨年、12月に提出されて以来、3回の議会で継続とされ、議会の特別委員会としての調査も進められてまいりました。その一つの結果として、地元住民の声を十分取り上げてこなかった対策委員会の問題が明らかにされ、責任者の辞意表明という一つの結果を見ました。これは委員会で請願が不採択にされたとはいえ、この請願が出された結果であります。しかし、成田市の執行部の姿勢という点では、対策委員会の問題点がはっきりしているにもかかわらず、この8月20日付の市議会特別委員長あての回答の中でも、対策委員会は豊住地区住民を代表する組織であると認識しておりますと、回答を寄せております。住民の声が十分反映されてこなかったという事実を市は認識をするのかという質問に対しても、その事実を認めようとはしておりません。対策委員会への配慮というのかもしれません。しかし、軽視され続けてきた住民への配慮はどこにあるんでしょうか。 豊住への立地についても、なぜ豊住かという点で、広い土地が必要だということですが、エネルギー利用という点で、宿泊施設の見通しが立たない今、風呂とプールということであり、これだけならば、これほど広い面積は必要ありません。物理的にほかでもできないことはない。しかし、ここで断られればほかでもできないというのが市の率直なところのようです。豊住でなければならない積極的な理由づけではありません。また、永久的に豊住につくるのかという質問、声に対して、長期的にお願いすると、半永久的な使用の方針を変えておりません。しかも、それを市の発行する開発通信のトップの項目として書き、関係者に配布をする。住民感情を逆なでするものであります。ダイオキシンなどの公害問題について、公害防止協定に排ガスの規制値が入っていないことについて、市は機種の選定が終わってから定めるとしております。しかし、これは逆の話であります。今考えられる最も厳しい規制値がどのくらいなのか、それに対してどの会社のどの機種がそれを満たすことになるのか、こういった面から機種の選定をしていくべきものであります。機種の選定が先にあって、それに合う規制値を示すというのでは、これは関係住民の環境や健康を守ることを第一に重視をした姿勢とはとても言えないわけであります。 ダイオキシンについてもう少し申し上げます。厚生省のガイドラインが出され、ごみ焼却場のダイオキシン対策が示されているわけでありますけれども、その中でも、この対策については今考えられる範囲のものであって、ダイオキシンが人体にとってどのくらいまでならいいのかという国際的な定まった評価はないとしております。新たな科学的な知見、技術的な開発等の進展に応じて、さらに改良することが望まれるとしております。最終的に確立された技術でないことを語っているわけであります。 さきの環境対策特別委員会で議員に配られた資料の中でも、厚生省が定めた評価指針、人体への影響をここまでならいいという一応暫定的な指針についてこう書いております。この評価指針は、現在大きな社会的関心事となっている廃棄物処理にかかるダイオキシン問題を早急に評価する必要性にかんがみ、限られた知見をもとに暫定的に設定したものである。したがって、今後とも評価指針に関しては、情報の収集に努めるとともに論議を重ねていくことを希望する、このように書かれております。そして、この暫定的な指針として、体重1キログラム当たり1日 0.1ナノグラム、こういった数字が示されました。 0.1ナノグラムまでだったらば人体への影響はないと、そう判断を一応したわけであります。そして、この 0.1ナノグラムについては、ネズミを利用した実験では、17ナノグラム投与した場合に、肝細胞などに顆粒が認められる。こういった強い影響があるという実験結果が出ております。アメリカの科学アカデミーでは、許容摂取量をこの10分の1ナノグラムにしました。しかし、この1ナノグラムでも、まだ影響があるレベルであるという、そうした学者もおります。そこで、厚生省の専門家会議は 0.1ナノグラムと設定をしたと書かれているわけであります。したがって、1ナノグラムでは危ないかもしれないので、 0.1にするというものであります。ですから、 0.1ナノグラムについては、さほど厳しい基準とは言えないわけであります。 ダイオキシンの一般住民への影響を見る上で、厚生省の専門家会議は、排ガス中の最大量を 1,250ナノグラムと設定いたしました。ノーマル立米当たりであります。この場合、人体への影響は、評価指針の63分の1になるとしております。土佐清水市では、この専門家会議の最大量を上回る 1,300ナノグラムのダイオキシンが検出されました。しかし、最も毒性の高いダイオキシンの種類に換算をすると、これが10分の1になるとされておりまして、人体への影響では、厚生省の指針の 556分の1とされております。したがって、これらのデータの範囲では、既設の焼却炉の場合に、人体への影響は、評価指針の数十分の1から数百分の1という状況であります。これについてどう解釈するか、これは分かれるところであろうと思います。新設炉については、柏市では 106ナノグラムというのが検出されました。これは、さきに見た人体への影響から見ますと、評価指針の6600分の1でありますけれども、厚生省が今回のガイドラインで目指した焼却炉の排ガス中に含まれるダイオキシンを 0.5ナノグラム以下に抑えるという、こうしたガイドラインの目標から見ますと、その 200倍のダイオキシンが検出されたことになるわけであります。そういった点からも、新設炉での測定結果のデータなどを集め、厚生省が目標とする 0.5ナノグラムがどう達成されているのか、そうしたデータなどを住民に十分説明すべきものであります。 さて、同じ資料の中で、排ガス中のダイオキシンなどが拡散して広がって地表に到達したときに、その濃度や環境中での消長、消えることなのですが、消長に関する調査は行われていないとされております。また、ガイドラインの中では、ダイオキシンは水に溶けにくく圧倒的に土壌に吸着される、そのように書いております。ですから、焼却灰などについては、飛び散らないようにすぐ復土をする、土をかぶせるというのが指針の中でも言われているわけであります。今回の専門家会議の人体への影響の算定も、煙突から落ちたダイオキシンが人体に直接どう入るかという範囲であろうと思います。一旦、地上におりたダイオキシンがどう蓄積され、その蓄積がした結果が、人体にどう影響するか、これはまだわかっていない問題であります。 このようにダイオキシン問題については、科学的にもまだわからない要素がたくさんあるわけであります。それらを冷静に見て、最大限の対策をとる必要があるわけであります。既設炉についてのダイオキシン調査について、市はやる計画をまだ持っておりません。既設炉でガイドラインどおりの運用をしてどういう結果が出るのか、新設炉ではそれがどうなるのか、そうしたことを正面から取り上げ住民に説明する必要があります。こうしたことを行っていない、また行おうとしていない現在の市の姿勢は、公害対策でも極めて不十分ということが言えるわけであります。 以上申し上げましたように、この1年近くの経過を見ても、市の姿勢が住民を納得させるものにはなっていないということはおわかりいただけるかと思います。特別委員会の中の質問の中でも、地権者の反対があれば何もできないと環境部長は答弁をしております。住民の納得がないまま強行すれば、事態は進まなくなることははっきりしているわけであります。この点も申し上げ、私は今回の委員会の不採択という決定に反対し採択を主張するものであります。 次に、議案の25号について若干申し上げます。平成4年度成田市一般会計補正予算は、法人市民税が5億 692万円の減額、個人の市民税は12億 1,660万円の増額となっています。ご存じのように、大手の法人、大企業への課税については、各種の減免制度があって、仮に1兆円規模の事業を行った企業でも、収益がないとすれば法人税はゼロというときもあります。法人市民税へもそのはね返りがあり、企業の収支状況で激減するわけであります。こうした法人市民税の性格から、成田市の例でも5年前、昭和62年と平成4年の今回の補正の結果を比べてみますと、収入総額では62年を 100としたときに、平成4年9月現在では、その予算額は 136、36%の伸びであります。一方、個人の市民税は85%の伸び、 185であります。法人市民税は逆にマイナスでマイナス4%、96という結果になっております。成田市の税収の増加の中でも、法人の比率が落ち、個人の比率が伸びているわけであります。個人の家庭で、ことしは家計が赤字だからといって市民税を免除してもらうわけにはいきません。大企業への特別な減免税をやめること、そのことが必要であります。また、地方に限って言えば、各種の大企業への準備金や引当金、特別償却などの減免税は地方税の算定上、これを認めないで適正な課税をすべき、そうした措置が必要であると考えます。これらは税制度の問題ではありますけれども、こうした個人への負担の増加がはっきりあらわれている本補正に反対をするものであります。 なお、議案5号 家庭奉仕員派遣の手数料の引き上げに反対します。また、13号、26号、27号、28号に反対を表明し討論を終わります。 ○議長(喜久川政司君) 足立議員。         〔10番 足立満智子君登壇〕 ◆10番(足立満智子君) 請願第5号 豊住地区ごみ焼却場建設に反対する請願について、本請願を採択すべきであるという立場から、以下その理由を述べます。 まず最初に、私は増加する一方のごみの処理については、成田市において発生したごみは、市内において処理すべきであるという立場を明らかにしておきたいと思います。 ところで、本請願につきましては、議会において環境施設整備調査特別委員会が設置され、右特別委員会における論議はもとより、現地視察を初め他市のごみ焼却場の視察、さらには賛否両論、対立する豊住地区住民との話し合いなどが行われたと伺っております。その結果、特別委員会の結論として、去る9月17日、本請願については論議が尽くされたとして不採択の決議がなされました。いまだ反対署名をした住民 515名、ちなみに同意の住民 643名、うち賛否両方に署名した住民 103名とのことですが、このうち予定地敷地内において反対する地権者は18名で、その占める面積は6万平方メートルであるとのことであります。 特別委員会の不採択決議は、論議は尽くしたというものの反対する住民の存在をそのままに残したものであります。本日、当議会での採決をまって、その結果によって成田市にげたを預けるというものであります。ところが、反対する住民においては、請願文にもありますように、市のこれまでの地元反対する住民への対応について、強い不信感、不満を持っています。また、現在に至っても反対する住民は請願の趣旨について納得のいく回答を得ていないようであります。したがいまして、もし本請願が本議会において不採択の決議がなされたとしたら、豊住地区の地域開発も含めた成田市のごみ焼却場計画は、さらに困難な問題を抱え込むことになるでしょう。私は、去る17日の特別委員会を傍聴いたしまして、ここでこれまで市との交渉の窓口となってきた地元の豊住地区開発対策委員会の見直しと反対する住民も含めて、新たに対策委員会をつくる方向性が提示されました。これまで地元対策委員会がごみ焼却場を含む豊住地区の開発プランに対し積極的にこれを推進してきたことに対しては、地元のさまざまな事情を踏まえてのことと察しますが、また、反対しているのも同じ地区の住民であります。しかも、半数近くの住民の同意が得られておりません。こうした現実を踏まえますと、これ以降、対策委員会が賛否両論の住民によって再編され、さまざまな意見を交換する中で、地元の将来にかかわる結論が出されることが予想されます。 しかしながら、本請願が提出される過程で、果たして責任をすべてこれまでの対策委員会に押しつけることができるでしょうか。私は、そうとばかりは言えないと思います。成田市は、これまでごみの焼却場建設計画について、地元の声をどのように受けとめてきたのか、本請願において反対する住民は、この点について不満不信感をあらわにしています。こうした経緯を踏まえるならば、対策委員会が新たに出直すのはよいとして、市の地元住民に対する公正な立場、すなわち反対する住民の疑問や不安の解消について誠意をもってこたえるという基本的姿勢が保証されなければなりません。 そこで、私は議会の果たす役割を訴えたいと思います。私たち議員は、自分に1票を投じてくれた住民の声を行政に反映させ、住民にとって住みよい地域をつくるためにここにおります。市のプランに対し、地元住民の約半数がいまだ同意していないこのごみ焼却場について論議は尽くされたとして手を引くのか、それとも本請願にあらわれている地元住民の不安や疑問に誠意をもってこたえるよう、また対策委員会の再出発を契機にして、行政も一から出直すよう成田市に対し再考を促すか、どちらかしかありません。賛成、反対に政治的な利害を絡めることは簡単です。しかし、本議会がこれを不採択決議するということは、いかなる理由があるにせよ、反対する住民の不安や疑問を切り捨てることを意味します。そこから生まれるのは、今より一層の不信と失望でしかありません。住民のさまざまな思いを一身に受けて議員になられた皆さんには、そのような結論を早急に出してほしくはない。地元と行政の間にあって、議会の持てる役割を十分発揮してほしいと私は切に願います。 四街道市では、新ごみ焼却場については、地元反対派の自治会と9年越しの交渉の末、条件つきで建設合意に至ったと聞いております。昼夜にわたって稼働しているいずみ清掃工場の現状から、先を急ぐ成田市の気持ちもわからないわけではありません。しかし、これは私がかねがね痛切に感じてきたことでありますが、行政の側に市で決めたことに反対する住民をお上に盾突くけしからんといった発想があるのではないでしょうか。何に対しても反対意見が出るということは、極めて健全なことであり、当然予測し得ることであります。時間がかかろうが、回り道をしようが、もしどうしても成田市にとって必要なものなら、とことん徹底的に話し合って住民の不安や疑問を解消する努力をなすべきであると私は考えます。そのための労力を惜しんで、政治的なあるいは力に頼った安易な解決策を求めては、未来に禍恨を残すことになるでしょう。 以上、私は本請願が不採択によってではなく、採択されることこそが今後地元住民と成田市との話し合いの基盤を保証するものであると確信しますので、不採択には反対します。 以上です。 ○議長(喜久川政司君) 以上で、討論を終わります。 -------------------------------------- △採決 ○議長(喜久川政司君) これより議案第1号、第2号を除く各議案について採決を行います。 まず、議案第3号を採決いたします。 本案について委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。         〔起立全員〕 ○議長(喜久川政司君) 起立全員であります。 よって、本案は可決されました。 次に、議案第4号を採決いたします。 本案について委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。         〔起立全員〕 ○議長(喜久川政司君) 起立全員であります。 よって、本案は可決されました。 次に、議案第5号を採決いたします。 本案について委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。         〔起立多数〕 ○議長(喜久川政司君) 起立多数であります。 よって、本案は可決されました。 次に、議案第6号を採決いたします。 本案について委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。         〔起立全員〕 ○議長(喜久川政司君) 起立全員であります。 よって、本案は可決されました。 次に、議案第7号を採決いたします。 本案について委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。         〔起立全員〕 ○議長(喜久川政司君) 起立全員であります。 よって、本案は可決されました。 次に、議案第8号を採決いたします。 本案について委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。         〔起立全員〕 ○議長(喜久川政司君) 起立全員であります。 よって、本案は可決されました。 次に、議案第9号を採決いたします。 本案について委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。         〔起立全員〕 ○議長(喜久川政司君) 起立全員であります。 よって、本案は可決されました。 次に、議案第10号を採決いたします。 本案については、地方自治法第 244条の2第2項の規定により出席議員の3分の2以上の同意を必要といたします。 本案について委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 ○議長(喜久川政司君) 出席議員は29人であり、その3分の2は20人であります。ただいまの起立は全員であり、所定数以上であります。 よって、本案は可決されました。 次に、議案第11号を採決いたします。 本案について委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。         〔起立全員〕 ○議長(喜久川政司君) 起立全員であります。 よって、本案は可決されました。 次に、議案第12号を採決いたします。 本案について委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。         〔起立全員〕 ○議長(喜久川政司君) 起立全員であります。 よって、本案は可決されました。 次に、議案第13号を採決いたします。 本案について委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。         〔起立多数〕 ○議長(喜久川政司君) 起立多数であります。 よって、本案は可決されました。 次に、議案第14号を採決いたします。 本案について委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。         〔起立全員〕 ○議長(喜久川政司君) 起立全員であります。 よって、本案は可決されました。 次に、議案第15号を採決いたします。 本案について委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。         〔起立全員〕 ○議長(喜久川政司君) 起立全員であります。 よって、本案は可決されました。 次に、議案第16号を採決いたします。 本案について委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。         〔起立全員〕 ○議長(喜久川政司君) 起立全員であります。 よって、本案は可決されました。 次に、議案第17号を採決いたします。 本案について委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。         〔起立全員〕 ○議長(喜久川政司君) 起立全員であります。 よって、本案は可決されました。 次に、議案第18号から第24号までの7件を一括採決いたします。 以上7件について委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。         〔起立全員〕 ○議長(喜久川政司君) 起立全員であります。 よって、以上7件は閉会中の継続審査と決しました。 次に、議案第25号を採決いたします。 本案について委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。         〔起立多数〕 ○議長(喜久川政司君) 起立多数であります。 よって、本案は可決されました。 次に、議案第26号を採決いたします。 本案について委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。         〔起立多数〕 ○議長(喜久川政司君) 起立多数であります。 よって、本案は可決されました。 次に、議案第27号を採決いたします。 本案について委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。         〔起立多数〕 ○議長(喜久川政司君) 起立多数であります。 よって、本案は可決されました。 次に、議案第28号を採決いたします。 本案について委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。         〔起立多数〕 ○議長(喜久川政司君) 起立多数であります。 よって、本案は可決されました。 次に、請願第3号を採決いたします。 本請願について委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。         〔起立多数〕 ○議長(喜久川政司君) 起立多数であります。 よって、本請願は継続審査と決しました。 次に、継続審査中の平成3年12月定例会請願第5号を採決いたします。 本請願について委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。         〔起立多数〕 ○議長(喜久川政司君) 起立多数であります。 よって、本請願は不採択と決しました。 以上で、採決を終わります。 -------------------------------------- △議案第29号上程審議 ○議長(喜久川政司君) 日程第3、議案第29号を上程し議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 塚本議員。         〔27番 塚本昭君登壇〕 ◆27番(塚本昭君) 議案第29号について提案理由を申し上げます。 急傾斜地崩壊対策事業は、がけ崩れ災害から市民の生命、財産を守り、安全で豊かな生活環境を創造する上で、極めて重要な施策であります。昨年は、台風15号、18号、21号の本県への襲来により、がけ崩れ災害 214カ所という甚大な被害をこうむったことは、いまだ記憶に新しいところであります。特に、本市はがけ崩れ等の危険箇所が数多くあり、その整備は喫緊の事業であり、国、県の基準に満たないところについては、本年度から市単独の施策を講じているところであります。 そこで、国において平成5年度を初年度とする第3次急傾斜地崩壊対策5カ年計画を策定し、大幅な投資規模を確保し、計画的に急傾斜地崩壊対策事業を推進されるよう国に働きかけるものであります。 本趣旨をご理解され、議員各位のご賛同をいただきたくよろしくお願い申し上げます。 -------------------------------------- △質疑 ○議長(喜久川政司君) これより本案に対する質疑を行います。 質疑はありませんか。         〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(喜久川政司君) なしと認め、質疑を終わります。 --------------------------------------委員会付託省略 ○議長(喜久川政司君) 次に、お諮りいたします。 本案については、委員会の付託を省略したいと思います。これにご異議ありませんか。         〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(喜久川政司君) ご異議なしと認めます。 よって、委員会の付託は省略と決しました。 -------------------------------------- △質疑 ○議長(喜久川政司君) 委員会の付託が省略と決しましたので、改めて質疑を行います。 質疑はありませんか。         〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(喜久川政司君) なしと認め、質疑を終わります。 -------------------------------------- △討論 ○議長(喜久川政司君) 次に、討論を行います。 討論はありませんか。         〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(喜久川政司君) なしと認め、討論を終わります。 -------------------------------------- △採決 ○議長(喜久川政司君) これより議案第29号を採決いたします。 本案については原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。         〔起立全員〕 ○議長(喜久川政司君) 起立全員であります。 よって、本案は可決されました。 お諮りいたします。ただいま意見書が議決されましたが、字句等の整理及び取り扱いにつきましては、議長に委任されたいと思います。これにご異議ありませんか。         〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(喜久川政司君) ご異議なしと認めます。 よって、さよう決しました。 -------------------------------------- △閉会の宣告 ○議長(喜久川政司君) 以上で、今定例会に付議された案件は全部議了いたしました。 お諮りいたします。これにて今定例会を閉会いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。         〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(喜久川政司君) ご異議なしと認めます。 これにて平成4年9月成田市議会定例会を閉会いたします。 ご苦労さまでした。                             (午後 2時24分) 上記のとおり会議の次第を記載し、相違ないことを証するため署名する。     平成4年9月22日         成田市議会議長   喜久川政司         成田市議会議員   海保貞夫         成田市議会議員   渡邉昭...